JAPAN MADE

「JAPAN MADE」認証制度

「JAPAN MADE」認証制度

平成26年6月5日
日本精密機械工業会

1:趣旨

工作機械業界のグローバル競争は2008年のリーマンショックを境に急速に進んできました。内外需比率は3:7と外需が逆転。新興国メーカも成長し、2009年には日本が27年間守り抜いてきた工作機械生産高世界一の座を中国に譲り渡すこととなりました。 工作機械のみならず日本の機械産業は長年、中・上位機種としての地位を世界市場の中で築いてきましたが、昨今は下位機種からの品質的な追い上げと価格下落圧力が激しくなってきており、日本の立ち位置がぼやけ苦戦を強いられています。従って、日本メーカとしては更なる技術・生産革新を行うことが必須となっておりますが、同時に高精密・高品質を連想させる「日本製」である事実を最大限有効に使う必要があります。 既に「JAPAN MADE」を前面に打ち出している企業もありますが、一企業として自己認証するよりも、工業会として認証した方がそのブランド力・信頼性・情報発信力が強まると考えます。つきましては、下記の要領で日本精密機械工業会による「JAPAN MADE」認証制度を設けることとします。

2:目的

① 生産活動の拠点としての日本国のイメージ強化
② 国内外における「日本製」情報の発信力強化
③ 日本で生産される製品のマーケティングサポート
④ 日本精密機械工業会会員企業へのメリットの供与

3:対象

本認証の対象は、正会員のみとする

4:認証基準・運用

添付の通り

5:その他

年一回を目処に、販売委員会と技術委員会で本制度の運用状況・実績などについて確認をし、必要に応じ改善などの処置を講ずることとする。